工務店が解説!外壁にタイルを採用するメリットとデメリットとは?
工務店への依頼を検討されていて、外壁にどんな素材を使おうか迷っている方はいらっしゃいませんか。
外壁材にはサイディングやモルタル、タイルなど様々な種類があります。
その中でもタイルはどんな特徴を持っているかご存知ですか。
この記事では、外壁材としてのタイルのメリットとデメリットをご紹介します。
□外壁にタイルを採用するメリットとは?
外壁にタイルを採用する主なメリットを3つご紹介します。
まず1つ目は、外部からの衝撃に強いため傷がつきにくいことです。
タイルは、粘土や石などの自然に存在する素材を固めてできるため、非常に丈夫な素材と言えるでしょう。
外壁の塗り替えが必要になる一般的な理由は、風によって運ばれるほこりや砂で傷がついたところに汚れが蓄積され劣化することです。
傷がつきにくいということは、劣化に強いということです。
2つ目は、水に強いことです。
タイルの中にも複数の種類がありますが、どれも吸水率が非常に低いため、雨の影響をほとんど受けません。
外壁材が水分を多く吸収してしまうと劣化につながります。
1つ目の特徴と合わせて、タイルの耐久性を高める要因になっていると言えるでしょう。
3つ目は、耐候性が高いことです。
自然に由来する素材であるゆえに、劣化の進行が遅いです。
雨風や紫外線などに強いため、長年に渡って家の外観を美しく保てるでしょう。
□タイルを外壁に使うデメリットを紹介
外壁タイルにはたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。
ここでは、主に3つご紹介します。
まずは、初期費用が高くなることです。
現在主流となっている窯業系サイディング材が1平方メートルにつき3000円から6000円程度であるのに対し、タイルの価格は8000円から10000円程度でしょう。
40坪の場合では、約200万円から300万円高くなることが考えられます。
ただし、タイルはメンテナンスにかかる費用が少ないため、長期的に見ると一概にどちらが安いかは言えないでしょう。
2つ目は、剥がれる可能性があることです。
タイルが剥がれて落下してしまうと危険です。
その硬さから、落下したものが人に当たると大けがにつながる可能性があるでしょう。
しかし、耐用年数が極めて長いため、あまり心配する必要はないかもしれません。
3つ目は、デザイン性があまり高くないことです。
自由度の高いサイディングと比べて、タイルは画一的な外観になることが多いです。
そのため、外観のデザインにこだわりのある方は注意しましょう。
□まとめ
外壁にタイルを使用するメリットとデメリットをご紹介しました。
何と言ってもタイルの大きなメリットは耐用年数の長さでしょう。
デメリットはいくつかあるものの、外壁を長く美しく保ちたい方にとってはメリットの方が上回るのではないでしょうか。
何かご質問がございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。