建ぺい率とは?住宅建設前に知っておきたいことを紹介します!
建ぺい率という言葉をご存じですか。
「建ぺい率とは何だろう」と疑問に思った方も多いでしょう。
この言葉は住宅建設前に知っておいてほしい言葉です。
そこで今回は、「建ぺい率と容積率とは何か」と、これらに関して知っておいて欲しいことをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
□建ぺい率と容積率とは?
*建ぺい率とは?
建ぺい率は、「敷地に対する建物の面積の割合」です。
求め方は、「(建築面積÷敷地面積)×100」です。
ここで、建築面積とは大体、「建物を上から見たときの面積」です。
たとえば、敷地面積が100平方メートルで建ぺい率が50%の場合、建築面積は50平方メートルとなります。
建ぺい率が70%であれば、建築面積は70平方メートルです。
*容積率とは?
容積率とは、「敷地面積に対する延床面積の割合」です。
求め方は、「(延床面積÷敷地面積)×100」です。
ここで、延床面積とは、すべての階の床面積を足し合わせたものです。
ただし、ロフトや吹き抜けは延床面積に含まれないため、注意しましょう。
たとえば、敷地面積が100平方メートルで、容積率が70%である場合を想定しましょう。
1階を40平方メートルとすれば、2階は30平方メートルとなります。
□建ぺい率と容積率に関して知っておくと良いこと
まず、建ぺい率と容積率の上限を超えている建物は、違法となります。
この場合、住宅ローンを組むことや銀行融資を受けることが不可能になります。
これは、違法の建築は流通させられないため、担保にできないことが理由です。
また、容積率の制限に関して、気を付けておくべきことがあります。
容積率は、「面した道路の幅員」によって制限がより厳しくなることがある、という点です。
1つの例として、「北側斜線制限」というものがあります。
面している道路が北側にある場合、日当たりが悪くならないようにするために高さ制限をする必要があります。
他にも容積率には、日照や通風に関する「道路斜線制限」や冬至を基準とした「日影規制」など、様々な角度から制限がかけられます。
値をオーバーすると様々なデメリットがあるため、注意しましょう。
□まとめ
今回は、「建ぺい率」と「容積率」に関して解説しました。
これらは建物の形を決める重要なものです。
言葉の意味をしっかり理解し、ローンが組めない、融資が受けられないなど想定外の事態が起こらないようにしましょう。
今回の記事を、新築を建てる際の参考にしてみてください。