木材住宅の湿気を対策しないとどうなる?対策方法を解説します!
住宅にとって、湿度は敵です。
特に夏には、ジメジメした暑さに悩まされる方も多くいらっしゃることでしょう。
湿度が高いと過ごしにくくなるだけでなく、健康被害が出る恐れもあります。
今回は、木造建築の湿度対策を怠ると生じるトラブルや、湿気対策の方法について解説します。
□湿度対策を怠るとどうなる?トラブルの例を3つ解説します!
1つ目は、体力の消耗が激しくなることです。
室内の湿度が高いと、発汗によって体温を下げにくくなり、体から熱が逃げにくくなります。
同様の理由で、湿度が高い日に熱中症にかかりやすくなります。
体に熱がこもると、軽く作業しただけでも疲れてしまうため、作業効率が低下するでしょう。
2つ目は、カビが発生しやすくなることです。
カビは湿度が高いところを好むため、部屋の湿度が高くなるとカビが発生しやすくなります。
一度発生すると簡単には対処できない点も厄介で、発生しないように徹底するのが最善策です。
カビは健康被害のリスクもあるため、カビが生えない環境づくりのためにも、湿度の管理は徹底しましょう。
3つ目は、害虫が発生しやすくなることです。
湿度が高く、換気が不十分な環境では、ダニが発生しやすくなります。
布団のような肌が直接触れるものは、布団に落ちた皮膚や体毛をエサにダニが繁殖するリスクもあります。
カビと同様に健康被害のリスクがあるため、注意しましょう。
□木造住宅の湿気対策を解説します!
木材の湿気対策では、とにかく室内から湿気を逃がすことが大切になります。
最も簡単にできる対策は、換気です。
室内の湿度が高い空気を逃して、外の比較的湿度の低い空気を取り入れます。
風通しがよくなるように、部屋の対角線上の窓を2か所開けて、風の通り道を作りましょう。
しかし、外の湿度が高い日には、この方法は逆効果です。
外から湿度の高い空気が入り、かえって湿度が高くなります。
外の湿度も確認してから換気しましょう。
次に、エアコンの除湿機能も有効な方法です。
エアコンの除湿機能には、部屋の温度を下げて湿度を取り除く方法と、一度温度を下げた後、再び加熱して元の温度に戻す方法があります。
部屋の温度は下げたくない場合は、後者を利用しましょう。
□まとめ
今回は、住宅の湿度対策を怠るとどうなるのか、について解説しました。
湿度に関するトラブルは、カビやダニなど、発生したら厄介なものがほとんどです。
上記で解説した対策方法で快適に過ごすとともに、これらのトラブルを回避しましょう。